JASCTの評価方法
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JASCTの総合判定

A判定(12.25点以上)

極めて優秀な人材です。かなりの優良企業でも100人に2~3人しかいません。

B判定(10点以上)

かなり有能な人材です。知恵と元気と安定の3拍子が揃っています。たいてい10人に2~3人はいます。

C判定(8.5点以上)

何か抜けている、普通の人。良い上司や環境に恵まれると能力をのばせます。これが大半です。

D判定(8.5点未満)

やや劣る人。普通の企業では能力が十分に発揮できません。周りに迷惑をかけます。全体の1~2割りです。

E判定(7点未満)

かなり劣るので、専門家による精密診断が必要です。

JASCTでは、理知性、活動性、安定性の3項目を各々5段階(--、-、±、+、++)で評価した後、その合計点で総合判定します。 (--は1点、-は2点、±は3点、+は4点、++は5点。ただし~で0.25点の中間点を設ける。)

判定結果サンプル


※クリックで拡大表示いたします。

右の画像はアセスメントシートの一例です。もちろん、これは一人一人みな違う評価になります。
このアセスメントシートを元に、人事担当者が面接をすることで、無駄な質問をする必要もなく、一人一人の応答の仕方を見ながら質問を掘り下げることが可能となりますので、面接の効果もより一層高まります。

JASCTで判ること

JASCTは他のテストより比較的、総合的判定に適しており、パーソナリティーの全体像が手早く把握できます。
パーソナリティーの基本は知情意です。文章完成法では、知は理知性または精神分化度(Diff)、情は安定性(Security)、意は活動性(またはEnergy)と呼びます。
JASCTでは、理知性だけでなく、この活動性と安定性を特に重視しています。
いくら頭が良くても元気がなかったり、行動にムラのある人は本来の能力が発揮できないでしょう。バランスが取れているかどうかが大事なところです。
例えば「誘惑に負けず、法を守る」とか「自分に厳しく他人に優しい」というようなフィロソフィーを大切にしたい企業があれば、それを重視するようなJASCTのカスタマイズが可能です。(必要に応じて刺激語やアセスシート項目を差し替えます。)

理知性

IQは単なる学校秀才を測る指数

学校秀才と呼ばれる人は、必ずしも頭のいい人ではありません。
学者馬鹿もいますし、犯罪者もいます。
偏差値(IQ)がいかに高くても、世間知らずの非常識な若者は数知れません。職場で対応できない人が増えています。
逆に、学校に行かなくても、あるいは学校成績が悪くても、人間性に優れリーダーとして社会的に成功する人がいます。
どちらの頭がいいと思いますか?
この、本当に頭のいい人とは、精神分析度の高い人です。
こういう人は、色々な智恵の引き出しを沢山持っています。視野が広く、見通しが良く、多角的に深く洞察できます。
こういう頭のいい人がリーダーになり、信望を集めているのです。
JASCTは、こういう頭の良さを測定できます。

活動性

馬力の大きさ 粘着性(E)>同調性(Z)>内閉性(S)

エネルギーとは、活力のことで、バイタリティーとも行動力とも言います。
無精者、怠け者、三日坊主、引込思案、食わず嫌い、食い散らかし、諦めの早い人はエネルギーがないと判定されます。
エネルギーの大きな人は、それだけ大きな業績を達成しやすくなります。
もともと粘着性気質ではエネルギーが大きく、内閉性気質ではエネルギーが小さいものです。
同調性気質はその中間で、概して瞬発力は大きいが、余り持続しないといわれています。

安定性

不安におびえない。億劫がらない。憂鬱でない。

安定性とはセキュリティーのことです。心理の安全保障があるかないかを問うものです。
安定性の高い人は信用できますが、低い人は信用できません。
安定性を測定する物指は、不安と過敏(神経質)、それに自己中心と小児性(ヒステリー)です。特に優柔不断で、あれこれ迷いや心配の多い人、それに切れやすい人は要注意です。
赤はネガティブ、黒と青はポジティブ。
エネルギーがなくて、十年一日の如く同じ生活を繰り返す「恒常性(不変性)」とは違います。

気質と性格

内閉性気質(S) 同調性気質(Z) 粘着性気質(E) ヒステリー(H) 神経質(N)の5分類

JASCTでは精研式SCTと同様に、クレッチマーの性格分類などを基にして5つの判り易い分類を示し、さらに色々な個人情報を付加したものを「気質と性格」として取り上げています。
これは飽くまでも判りやすさを意図したもので、必ずしも学術的あるいは医療的な表現ではありません。
例えば、正確にはHとNは10種類のパーソナリティー障害に分けられますが、JASCTの用途によっては利用者(一般企業など)に難解な場合もあり、そこまで詳しく表現しない場合もあります。

内閉性気質

豊かな内面性
アイデア・空想を楽しむ
両面性(アンビバレンツ)
敏感で鈍感
大胆で細心
冷酷で優しい
孤独で寂しがり
マイペース
自律・閉じ籠もり

昔は分裂性気質と呼ばれていましたが、精神分裂病と間違われやすいので、内閉性気質ないしはSと称されるようになりました。
おとなしく優しい性格が多いようです。無口でシャイなため、冷たく無愛想と見られがちですが、内向的で豊かな内面性を持っています。
このタイプの人たちは、もともとエネルギーが乏しく、反面、内面的な世界が豊かですから、マイペースで行動
したがります。そして、どうしても自分の殻に閉じこもり、マイペースでそこに安住しようとしますから、それだけ人付き合いは悪くなります。

同調性気質(Z)

明朗活発
落ち込みやすいがすぐ立ち直る
世話好きでお人好し
周囲に合わせる

よく動き回る
大雑把で柔軟
軽率 気が変わりやすい

外向きの賑やかな性格です。躁と鬱が交互に現れる事があり、循環性気質とも呼ばれます。

粘着性気質(E)

基本がまじめな考え方
常識人(成熟している)
規律や規則を守る

馬力がある(活動的)
持続性もある(粘り強い)

辛抱が続くと爆破する
頑固で融通が利かない

同調性気質(Z)のような、チャランポランなところがありません。概して生真面目です。それだけに、融通が利かず、頑固なところがあります。
内閉性気質(S)に比べてエネルギーがあり、しかも長続きします。
それと興奮性が強く、辛抱に辛抱を重ねた挙句、こらえきれなくなると一挙に爆発します。

ヒステリー(H)の行先

独裁者(ヒトラー)
経済的成功者(楽天会長)

女優(風と共に去りぬ)
金の亡者(ドーミエ)

ヒステリー(H)を巧く利用して成功する人もいますし、失敗する人もいます。
「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラは自己愛性人格障害の典型といわれており自己中心性、自己顕示性の極めて強い気質といわれています。
政治経済の分野では、特に個性の強い人物が、波乱万丈の人生を送ります。ワンマンと呼ばれる人はみなHです。
(このHが高じると妄想性、演技性、強迫性など色々なパーソナリティー障害に陥りやすくなります。)
独裁者のHの暴走を放置すると、その組織はガタガタに崩壊することがあります。

神経質(N)の行先

異星人(閉じ籠り)
ホームレス(無気力)

芸術家(空想)
鬱病患者(無関心)

神経質(N)が高じて、神経症や統合失調症になる可能性は大きいといえます。
もちろん自閉的な傾向を強める人もありますが、その繊細な長所を発揮して芸術活動で空想を活かす人もいます。
概して引き籠もりがちになり、対人接触を嫌い、無気力化して、行く先が路上の人もあれば病院行きの人もいます。

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