様々な適性検査
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適性検査(アセスメントツール)は、それぞれ一長一短

昨今、多くの企業が採用活動の現場に適性検査(アセスメントツール)を取り入れています。
この適性検査(アセスメントツール)の導入理由は、学歴や学業成績だけではわからない求職者の特徴を事前に把握することにより、採用の質を上げていきたいという企業側の要望があるからです。

採用した人物が会社が求めていた人物ではなかった場合、それは会社にとって大きな損失になり得ます。
ですから、適性検査(アセスメントツール)のニーズは今後ますます高まってくることが予想されます。

適性検査(アセスメントツール)と一口にいっても種類は様々です。
有名なところではリクルートが提供しているSPIが有名ですが、多くのSPIの対策本が出ていることから分かるように、事前準備をすることによって得点を上げることができる為に、結果の信頼性が低いとの指摘があります。

各社が提供している適性検査(アセスメントツール)は、それぞれ一長一短があり、検査時間や実施料金にも違いがあるので、導入前によく比較検討することが必要です。

SPIの長所と短所

SPIは広く知られたポピュラーな適性検査になります。SPIの登場は採用に大きな革命を起こしたといわれているほどです。現在はSPI3が登場しています。
2012年には約9,000社と、大変多くの企業で利用されています。
SPIは、学力・知識だけでなく、受験者を様々な角度から総合的に判断するテストで、人物中心主義のニーズに応えた初の「総合適性検査」でした。
SPIを利用するメリットとしては、多くの企業に利用されている実績から信頼性が高いというところが上げられます。
デメリットとして上げられるのは、マークシート方式では正直に記入しているかどうかの判断が困難だというところです。そして、受験者数が多いことから、受験者に対するコメントが一様になる傾向があることもデメリットの一つといえるでしょう。

CUBICの長所と短所

CUBICは採用適性検査の一つです。「はい」「いいえ」「どちらともいえない」などの回答を排除していること、検査時間が20分程度と短いのが特徴です。
代表的な適性検査のSPIが1名あたりの実施料金が4,000円程度からであるのに対し、CUBICは2,000円程度からと非常にリーズナブルであるといえます。また、検査時間もSPIが1時間以上掛かるのに対し、CUBICは20分程度と3分の1程度になっています。
デメリットとしては、機械的に採点されることから、受験結果のコメントが一般的にならざるを得ないといったところが上げられます。コメントが一般的になるということは、あくまで参考程度にしからないということです。

DPIの長所と短所

DPI(職場適応性テスト)はダイヤモンド社が提供しているサービスです。 このDPIは、「知的能力」、「技能・技術的能力」以外の人間の能力である「態度能力」に焦点を当てているのが特徴です。また、利用する企業が自社で採点する方式だということも大きな特徴の一つです。さらに採点時間が5分程度というところが企業が気軽に導入しやすいメリットだといえます。
しかし、自社で採点する方式ですと、受験者数が少なければ問題ありませんが、受験者数が多い場合には、採点に多くの時間が取られることが負担になるといえます。また、「態度能力」にだけ焦点を当てていることから、「知的能力」も採用の判断基準としたい企業には適切な適性検査ではないかもしれません。

V-CATの長所と短所

V-CAT(ブイ・キャット)とは、「持ち味」と「メンタルヘルス」を測定して、総合的に判断する適性検査になります。受験者に負荷を掛けるのが特徴です。一人ひとりが持つ「持ち味」と環境への適応性が分かる「メンタルヘルス」から、受験者の適性を測定するところにあります。
このV-CATは、採用試験だけでなく、研修や昇格試験などにも利用されています。
受験者に負荷を掛けることが特徴の適性検査ではありますが、受験時の体調の好不調によって受験結果が大きく変わる可能性があることから、V-CATの診断結果に疑問を投げ掛けている人もいます。
優秀な人材が、受験時にたまたま体調が悪かったということもあるでしょう。
その反対に、企業にとって不適切な人材が受験時に好調だったということもあることでしょう。

HCi-ASの長所と短所

HCi-AS(エーエス)は、受験時間が10分と非常に短いことが特徴の適性検査です。しかし、受験時間が短いことから信頼性に問題があるといわれています。
同社が提供している基礎能力検査である「HCi- ab(エービー)」と組み合わせて利用することもできます。診断結果は、数値ではなく記述文型式を採用しています。
利用のメリットとしては、面接時には判断しにくいメンタルヘルスを確認できる点です。
また入社後、受験者が向いている仕事を6つの職務領域で判断します。
HCiーASのデメリットをあげると、あるシンクタンクによる調査で信頼性係数が0.75~と低いところにあります。
他の適性検査が平均して50分程度の受験時間を必要とすることから、受験時間が10分程度では、信頼性の高い診断結果を導き出すことは難しいといえるのではないでしょうか。

TAP21の長所と短所

TAP21は企業向けの適性検査で、新卒者採用や中途採用で異なる検査が用意されています。受験者の絞り込みなど、採用の早期段階での利用が適しています。Web上から24時間受験することが可能な為、受験会場の準備などのコストの発生を防ぐことができるメリットがあります。
8分野の職務に対しての受験者の適正が示されますが、あくまで簡潔な結果の為、参考程度にしかならないといえます。企業が望む人材は多様化しているため、TAP21の受験結果だけでは多くの企業のニーズを充たせない可能性があります。
簡易的であることは企業が導入しやすい点であるといえますが、一方で多様性に対応できる柔軟性は備えていたいものです。

SCOAの長所と短所

SCOA(スコア)は、心理学や統計学に基づいて作成された適性検査になります。人を「知・情・意」の3つの側面から総合的に判断します。
ただし、SCOAには誤謬率がないことから、検査結果の信頼性は低いといえます。
誤謬率とは、回答した問題の間違えた割合をいいます。誤謬率を取り入れることで、受験者が分からない問題に対して当てずっぽうで回答することを防ぐことができます。結果、より正確な検査結果を得られることができるのです。
当てずっぽうで回答したものが多数正解していたら、その受験者の検査結果は適正なものとはいえません。
また、SPIに似ているため、SPIの対策をしている受験者に有利になってしまうという点もあります。

E-SSTの長所と短所

E-SSTは、EQ(心の知能指数)とコンピテンシーと知的能力の3つの分野から測定する適性検査です。チームワークを重視する企業に適しているといえます。
EQが高い人は、どのような環境でも適応して対応することが可能です。そして、入社後すぐに即戦力として活躍する可能性が非常に高いといえます。
EQは後天的に開発が可能な能力のため、現時点でのEQから受験者を判定するE-SSTでは受験者の「伸びしろ」、すなわち受験者の潜在的な能力までは判定できないという点があります。そのため、将来的な活躍が見込まれるであろう人物を取り逃がす結果につながる可能性があります。

内田クレペリン検査の長所と短所

内田クレペリン検査は作業法検査としてかなり広く普及しているテストだが、安定-不安定の度合いが少し分かる程度のものにすぎないテストです。
たしかに気分にムラのある人は、作業曲線が乱れ、正常な状態なら、作業曲線に乱れや異常は現れません。しかし、それは「安定―不安定」の度合いがほんの少し分かる程度のものでしょう。また、計算力や反応スピードを見ても知能全般の把握することは難しく、性格の違い、特徴や問題点を判断するには、あまり意味がないといえるでしょう。他にも、積み木を積んだり、樹木の絵を描かせるなどの方法がありますが、いずれも費用と手間がかかり、時間と労力の浪費に終わり、企業の実務には使えないとされています。

ギルフォードテストの長所と短所

古典的な質問紙法による心理テストですが、小学生でも見当が付くような模範解答が用意されており、判断結果も単純なテストになります。
性格を複数の特性値(すべての人間に共通する部分)に分類し、各特性の量的な差が、個人の性格を形成するという特性論的な解釈を基盤としています。
長所としてはテストの実施と採点が容易で、多面的な診断が可能です。プロフィール表にグラフ化することで性格特性を明確に、また視覚的にとらえることができます。
短所としてはライ・スケール(嘘を見抜く方法)がなく、回答者の意図的な回答に弱いことが欠点に挙げられます。
また、基盤となる性格理論の根拠が不明確となっています。このようなことから、ほとんど人事採用の参考にはなりません。

その他質問紙の長所と短所

応募者が自宅のパソコンを使って、インターネット上で出題される質問に答えるという、新手の質問紙法テストが、多くの企業の人事採用の選考ツールとして使われています。
しかし、ほとんどの受験者が友人や熟練者に頼み、「なりすまし」により替え玉受験がされています。
また、友人と共同で回答されていたりするなど、その信頼性は極めて低いとされています。
本人が受験したしても、やはり質問紙法テストである以上、○×式か、ハイ・イイエで回答するテストなので、正解が求めやすく、出題意図が受験者に分かりやすく、練習をするほど正解率は上がります。

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